第13章 職場体験
エンデヴァーヒーロー事務所に着いて、焦凍とエンデヴァーが少し話している。
エンデヴァー……、鼎姉が昔言ってたっけ。
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鼎「エンデヴァーさんって凄いのよ!」
『何が?私にはただ私利私欲のために動いているようにしか見えないけど…。』
鼎「“今は”そうかもしれないけど、いつか変われるわ。だって、No.2のヒーローなんだから。
それに、“変われる力”が人間にはあるのよ。人が生まれながらに持っている力が。」
『そんなの私には分からないよ……。私は……人間じゃない………。』
鼎「葵にもあるわよ!だって、あなたはこんなにも優しいんだから。
いつか分かる日がやって来るわ。」
鼎姉は優しく私の頭を撫でる。
『そうかな……。』
鼎「えぇ、絶対。」
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結局、その時は分からないままだったけどなぁ。
ウチが物思いに耽っているとエンデヴァーの顔が目の前に現れた。
エ「貴様……」
えっ、近っ!何々?どういうこと?ウチ、何か悪いことした?いや、ヒーローがそんなことしないけど!
轟「こいつに何か用か。」
焦っていたウチの前に焦凍が出てきて庇ってくれたお陰で少し落ち着いてきた。