第13章 職場体験
~葵 Side~
職場体験当日。
相「コスチューム持ったな。本来なら公共の場じゃ、着用厳禁の身だ。落としたりするなよ。」
芦「はーい!」
相「伸ばすな、“はい”だ芦戸。
くれぐれも失礼のないように。じゃあ行け。」
皆がそれぞれ散らばるなか、ウチは天哉に近づいた。
天哉……、大丈夫なのか?体育祭が終わってから、あいつの顔がどんどん険しくなっていってる。
緑「飯田くん。」
ちょうど、出久とお茶子とタイミングが合った。
緑「……本当にどうしようもなくなったら言ってね。」
『友達だろ?』
お茶子はコクコクと頷く。
飯「………ああ。」
そう言い、天哉は行ってしまった。
『……じゃあ、ウチも行くよ。頑張れよ、二人とも!』
緑「うん。葵ちゃんも!」
麗「頑張ってね!」
出久とお茶子は手を振りながら、ウチを見送ってくれた。
『ごめん、焦凍。待たせて。』
轟「いや、大丈夫だ。用事は済んだのか?」
『うん。ほら、行こう。』
ウチらはエンデヴァー事務所に向かった。