第13章 職場体験
そうして皆(勝己を除く)ヒーロー名を考え終えた。
相「職場体験は一週間、肝心の職場だが指名のあった者は個別にリストを渡すから、その中から自分で選択しろ。
指名のなかった者は、予めこちらからオファーした全国の受け入れ可の事務所40件。この中から選んでもらう。
それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なる。よく考えて選べよ。」
ウチには指名来てないもんな。まぁ、序盤でぶっ倒れた奴なんか指名しないと思ってたけどさ。
どうしようかな、別にこれと言って行きたい場所も無いし。
もし、…………鼎姉が生きていたら指名してくれたのかな……。
……っ、ダメダメ!ネガティブ思考は視野を狭くしちゃう!
緑「バトルヒーロー“ガンヘッド”の事務所!?」
出久の声が聞こえる。どうやらお茶子と話しているみたいだ。
『ガンヘッドって、ゴリゴリの武闘派じゃん。お茶子、そこに行くの?』
麗「あっ!葵ちゃん。うん、指名来てた!」
緑「てっきり13号先生のようなヒーロー目指しているのかと…。」
麗「最終的にはね!こないだ爆豪くん戦で思ったんだ。
強くなれば、そんだけ可能性が広がる!やりたい方だけ向いても見物狭まる!」
緑「なるほど…。」