第2章 ゆれたゆれた
ぬく···
(悪くない)
コレクターである私が、輝きを求めて
ぎゅ···
(ひとは、分からない)
ーーーーー·····
がたん
「車椅子借りて行きます」
「珍しいな、マフィアが今後けが人を運ぶ為に車椅子調達に借りるとはな」
「やはりマフィアにも足りない物があるみたいですからね(ごめんなさい、嘘つきました)」
本当は澁澤さんを海に連れて行こうと提案した
やはり屋敷に寝たきりは気分転換にも悪いし。
海でも見たら少しは気分も晴れるかな、
ぺこり
「それではマフィアに向かいます」
「天音」
「はい?」
「マフィアばかり行くのもいいが、···探偵事務所にも戻って来て欲しい···ぞ」
「···はい、国木田さん」