第2章 ゆれたゆれた
とく··とく···
(心臓が動いてる···よかった···生きてる)
初めて会った時思わず息を飲んだ
ーーー·····
「天音、龍彦の看病をお願い出来ますか?」
「はい(お人形さんみたいに白くて)」
生きてるか分からない
ーーーーー····
でも今は生きてる音がする
さら··
(さらさらだな~··ほっぺ···あっ)
ぷに···
(柔らかい)
ぷにぷに···
(もう触るのやめよう··)
私は思う存分触り、目を閉じる
※ほっぺを触られた辺りから起きた
(····起きていたと言ったら驚くだろうか···)
でも
すよすよ
「すぅ···」
(何だか、暖かい)