第45章 るーちあ
「それはほんとかい?」
「スケジュール見ながらですがね。出来ましたよ!」
コトッ
ふわっ
「····天音の料理は昔を思い出す」
「それは嬉しいですね!」
「ほんの小さな幸せな日々」
「今は?」
「私が知りたい日々」
「······」
×××
「さて、今から行きますがお昼はちゃんと食べること!後は戸締りよろしくお願いしますね」
「はい(お母さん)」
「それから」
すっ
なでなで
「·····っ」
「小さい頃されていた事を大人になると忘れてしまいますよね。龍彦さんは偉い」
小さい手が私の頭を撫でる
『○○はいい子だね』
「離したくないです」
「またお昼に来ますね。何か甘いの食べますか?」
「···天音がいい」
「!?」