第42章 みじかい13
コッコッコッ
「おや?もう歩いて大丈夫なのかい?」
びくすっ
「しっ、澁澤さん。はいもう大丈夫ですよ」
「······」
(なんだろ。)
「私は幸せだよ」
「それは、嬉しいですね(人形みたいな白さ)」
ふよふよ
「みゃー」
「おや?普段は来ないのに」
(ナウ○カみたい、でも何だろ)
くすっ
「龍が澁澤さんの肩に乗ってるのを見ると信頼されてるんですね」
きゅん
「そんな顔されたら、離したくなくなるね」
「えっ?」
ぎゅーーー····
ーーーーー····
「で、やらかして自滅したと」
「澁澤さんは面白いですね」
むぎ
「何とでも言え」
「それで天音は?」
「自分の自室に閉じこもってるよ」
「少しは我慢したらどうですか?」
「出来ないね、初めてなんだもの」