第42章 みじかい13
ふよふよ
「みーー」
「ふふっ。可愛いね」
すりすり
「みーー」
ヨコハマとは景色が明らかに違う世界に私はいる
なでなで
「みー··み」
(何時ぐらい経ったかな?···澁澤さんの妃になってから)
小さい龍は私の周りを飛んでいたり、頭に乗ったり、肩に乗って擦り寄る。
この世界は蛇神様、妖狐様、龍神様が世界を治めてる。
(唯一、お参りには行けてるからよかった。ただひとりはダメって子供か!)
キイィ、バタン
ふよふよ
「みゃーー」
「君は猫みたいな鳴き方するんだね、私は猫も好きよ」
ふよふよ
「くわぁ~····」
ゴウゥ!!
「!?」
火を噴いた。
けぷっ
「みー」
「火を吹くところ初めて見た」
(·····本当に龍神なんだ)