第41章 みじかい 12
ぱたぱた
「天音。ちゅーる無くなったよ」
「あっ食べ終わりましたか?今日はお疲れ様でした」
「·····」
「どうしました?····はっ!」
「まだご褒美足りないよ」
うぐぐっ
「そうでしたね···さっどうぞ」
「······ん?」
「えっ?、抱っこじゃ···??」
「違うよ。私が欲しいのは」
ぽん
ずずい
「天音の全てさ。」
どきっ。
(急に大人にならないで欲しい···!)
「いやいや··普通に、ちょっと··!」
なで。
「何時か、何時かでいい。天音の中に私の全てを注いで··生まれた命が欲しくてね」
(其れって···!////)
「まだ···早いんじゃ····///」
「まぁ天音は私の妖力を体験してるからね。この先もずっと同じ時間を生きるんだから」
「!?」
「私と交わる事を受け入れた。何時かでいいから一緒に妖魔界で暮らそう」