第41章 みじかい 12
(妖魔界···澁澤さんが本来いる場所に····)
でもヨコハマを離れたら?
みんなは?
ぐっ···。
「····」
「今すぐって話じゃないから··。焦らなくてもいい··!」
ぎゅっ
「···私は澁澤さんの···お嫁さんですから····もし澁澤さんが妖魔界に帰りたい時があれば私はついていきます」
「ほんとかい?二度とヨコハマに帰れないんだよ?」
「貴方を拾った日から決断していましたからね。」
そう
あの雨の降る夕方に
ひと目見た時から
何かを決めたんだ。
しゅん···ぺたぁ
「素直に言わないでおくれ···//」
(ネコ耳垂れてる。)
なでなで
「可愛い人ね」
何時か
何時かでいい
私が住む妖魔界に