第40章 ばばば
「太宰さん?··けほっ」
「死ぬの?」
(この人は私を殺したいのかな?)
「私が死んだら太宰さんは泣いてくれますか?」
「···私の前から消えるのかい?」
「·····ケホッ」
ゾワッ
(天音が咳してる···)
嫌な感じする
もし天音が死んだら····私は
「··死なないで」
「ふふっ。今素直な気持ちを出してくれましたね?」
「えっ」
「ケホッ··私は死にませんよ、安心···げほっゲホッ··!」
「ーーー!、天音!」
「だ···ゲホッ··大丈夫です····よ」
····チュッ
「ーー··!(太宰さん!?)··んぅ」
チュッ···チュク···チュッ··。
(このまま死ぬなら私が天音の命を····)
プハッ
「だ··太宰···さ··ん···////···息が···ケホッ」
「···ごめん。···でも今回は魔力で記憶消さないから」
「···はぁ····はぁ···えっ···//」