第39章 生まれた意味
たわいも無い道
たわいも無い肉片
「―――」
「·····」
「―――!」
「····天音」
「どうしました?」
「···足が痛い」
「ひえっ!それは大変。あの店で休みましょ!」
からんからん
「いらっしゃいませー」
「ふたりで。」
(肉片だらけ。)
「澁澤さんこちらです」
「わかったよ(不思議だ)」
昔感じた感覚を浮かぶ。
誰だっけ。···あぁ
親だ
「すみませんでした··足の異変に気付かず··」
「大丈夫だよ。···久しぶりに思い出したよ」
「··?」
コトッ
「お待たせしました」
「···これは?」
「··言ったじゃないですか、今日は澁澤さんが生まれた日。誕生日ケーキですよ」
「誕生日···私の···。」