第39章 生まれた意味
周りには、袋詰めされた肉片が歩いてる
私の手を握り引いて歩く肉片も···いや少しずつ
姿が見える
「何時まで手を握るんだい?(小さい手)」
「ずっとですかね。」
「好きにすればいい」
(自分も無自覚なんだよね)
私が掃除をしてる時いきなり抱きついてる事を知らない
···ぎゅっ
「?··澁澤さん?」
「小さいんだな」
「そりゃそうですよ。私は澁澤さんより小さいんですから」
「·····私が知ってる人間は袋に詰められた肉片のようだと」
(··ウィンナーだわ)
「でも。この小さい手からは温かさが感じる」
「肉片でも熱はありますから」
「分かった。···今日は天音に任せるよ」
「今··(名前教えたっけ?あっ自己紹介したわ)」
「何か?」
ふるふる
「いえ。それでは続けて歩きましょ」
ふとした笑顔が本心?