• テキストサイズ

ドラコニアの夢 -憂-

第36章 かぜっぴき




「私には分からない。···今まで静かな場所に揺られて、彼奴が来て」

がたたん
がたたん

「そうですね。私が澁澤さんにすることは··」

スッ···ぎゅむ
「ーーーー!?」

「こうして抱きしめる事ですね。角を取ってくれたからか刺さらなくてよかったですね笑」

「それを···彼奴は···。」

醜い異能力は何をすればいいか分からず、ただ空いた手を



ギュゥ···。

すり
「あたたかいな」


抱きしめた。



がたたん
がたたん


「····匂いが変わった」

しぶしぶ~~。
(彼奴の何かが変わったら私の中にも何かが入り込む)

がたたん
がたたん

「まぁ、しばらくは揺られますか」
/ 517ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp