第35章 だるる
「おや?、初めてでしたか?」
わなわな
「わ···私の、初キス···//」
きゅん
「私の妃になるんだから、それに今はキスだけでも今後を考えたらね」
「ーーー!//おバカ!///」
ガチャ
「澁澤ーー。人間に会いに来たよ」
「今良いところなんだから考えたまえ」
「私達も貴女に会いたかったからですから」
「えっ···あの···(誰だ?!この···包帯さんと···普通の人だけど顔色悪すぎる)」
ぎゅっ
「ふたりとも天音がびっくりしてるから」
「ーーー!(何気なしに抱き寄せてるよ!)」
それに····
優しい匂い
「····(覚えてないか)」
「私はフョードル・ドストエフスキーです。親しみをこめてフェージャって呼んでくださいね」
「はっ···はい(名前長いな)」
「····太宰治」
「はい(フルネーム)」