第22章 花嫁
からんからん
「結構買いましたね」
「そりゃずっと魔界にいるんだもの。ある程度は揃えないとね」
「···すみません。買い出しの費用払います」
「いらないよ」
「でも澁澤さんが全額出すことはありません!お店の稼いだお金を家賃と買い出しの支払いに払わせてください!」
「天音。私はずっとひとりで住んでいた。まぁ2人は例外だが···こんなに買い出しが楽しいなんて今日初めて知れた」
「澁澤さん···。」
「君からは何もいらない。支払いもいらない···それでも天音の気が済まないなら」
「済まないなら?」
ずずい
「月1で私にキスしてくれたらそれで支払いした事にしようか?」
どぎぃ
「ーーーー!////」
「私からだと恥ずかしいだろ?だったら天音から私に···ね」