第22章 花嫁
からんからん
「いらっしゃいませ~。おやこれは珍しい方が来ましたね」
「まぁね··。今日は嫁の買い出しさ」
「ほぉ。随分と可愛らしいお嬢様だ。お名前は?」
優しい紳士的な人が問う
私は澁澤さんをちらっと見る
「この子は天音だよ。····人間さ」
ぱちくり
「これはこれはびっくりです。吸血鬼の主が人間を嫁に迎えるなんて···。」
「···天音の血は今まで連れてきた人間よりも最高だからね。あとは私のひとめぼれ」
「ーーー!//」
「ならばゆっくり買い出しを···」
「そうさせて貰うね天音行こうか」
ぺこり
「····はい」
「ごゆっくり(深い海色···あんな優しい微笑みをする主は初めて見たな)」
まぁ相手方は
慣れてない
「下着は自分で見ます」
「何を言う!旦那の私も決める権利はあるはずだ。」
「?!///」