第21章 またもや
「う····うん··私··」
ゆっくり自分の手が
ぎゅっ
「頑張ったよ···母さん」
抱きしめた。
それを境に太宰さんの逃亡癖?がぴたっと止まったらしく
ひょい
「はい敦くん」
きょとん
「先生?···これは?」
「原稿しかないだろ?」
ぞわわ
「ありがとうございます···(何か雰囲気も柔らかくなったな)」
敦くんの負担もなくなったらしい
私はあれから色々な先生の原稿貰いに行ったりしていたので太宰先生の逃亡癖?が治った事を知ったのは後先
ーーーーー····
ぺたっ
(また思い出が増えたな~~。先生に見せても大丈夫かな?)
ぎゅっ
「何をしてるんですか?」
びくすっ
「おぎゃー!」
「相変わらずの驚き最高ですね」
「いきなりはだめですよ!」