第21章 またもや
ーーーーー····
がさっ
「太宰先生これは明日の分ですからね。ちゃんと食べてください。後は朝ちゃんと起きること···くどくど」
(今は二人しかいない。君はドア1枚後ろにいる龍の所に戻る)
「あ〜···天音くんが私の担当だったら毎日が楽しくて仕方ないんだろうな」
きょとん
「·······」
「本当はさ。君をこの家に閉じ込めたいんだよね」
「······」
「毎日天音が私の家にいてこうしてご飯作って食べてくれる、そんな毎日を過ごしたいけど、仕方ないから我慢してるんだよ?」
「先生。御無礼を失礼しますね」
渡された袋を棚に置いて
ぎゅっ···
「天音··?」
「先生の気が済むまでこうしていますね。私は澁澤先生の担当でありますが···時折こうして寂しさを紛らわせてあげます。····治」
「····今、名前」
「良く出来ましたね」