第17章 いっぽうつうこう
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「で、天音には急遽フョードル先生の原稿を取ってきてくれ」
「分かりました!」
ぱたん
(天音には大変な先生ばかり頼む···だが天音ではなきゃ無理なんだ!フョードル先生は··自由だから!!)
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キョロキョロ
「ここ、か··」
フョードル・ドストエフスキー先生
ロシアの作家さんであり澁澤先生との友人でもある
先生曰く
「友人ちゃう」
(···今日で1ヶ月ちょっと、仕方ないな)
ぴんぽん♪
ガチャ
「······はい」
「おはようございます、フョードル先生原稿取りに来ました」
「貴方は?」
「私は小吹天音です!」
「···龍彦の担当者」
「はい!」
「原稿渡す代わりに」
「??」