第13章 過去
あの女は確かに俺に優しく
ガリッ
「澁澤さん···っ」
「だめ··行かないで···」
チュ··ヂュチュ···
「んぅ···ふぁ···(力つ··よい···何とか)」
ズキッ····
「はっ···(痛みが、出る··でも今は)」
「はっ···しぶさ···わ··さん··」
ドキッ···
(···むりだ)
しゅるっ··
(もっと··もっと···夢と現実を···)
ガプッ···チュー····
「ひっ····ぁ、澁澤さん!///」
むにっ
「·····!」
「何を··そんなに怖がるん···ですか···ほら血が滲んでますし、涎も···失礼」
ぐしぐし
(あんなに··キスしたのに··平然と···でも)
顔は赤い