• テキストサイズ

夢の刃に純粋な思いを重ねて【鬼滅】

第1章 鬼に成りし者と




そして、無一郎の家に辿り着いた。二人はヘトヘトだった。


改めて現代社会がすごいと思った。車があるって、本当に素晴らしい。


花怜は無一郎と夕食を食べた。その時、隣で淳一が羨ましそうに見ていた。


「先生は鬼だからダメです。毒ですよ」


「むっ……」


いつも給食を大盛で食べている淳一にとって、ご飯を食べれないことは悲しいことだった。


「ねぇ、花怜」


そして、無一郎が話を切り出した。


「鬼殺隊になりたい?」


その質問に、花怜は頭を悩ませる。


本当はやりたくないけど、先生も居るし、せっかくの機会だから……。


「なりたい。せっかくだから、良い経験をして行きたい」


隣の淳一が目を見開いて驚いている。


「未来には確実に帰らせたいから……最終選別は行かない。そして、僕か他の鬼殺隊と一緒じゃないと仕事は出来ない。お館様が決めてくれた言伝だよ」


条件はとてもラッキーなものであった。どちらにしろ、死というのは無い。


「昼間にたくさん稽古を付けようね」


「うん、キツそうだけどなんか楽しみ」


花怜の言葉に、無一郎は笑っていた。



/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp