第7章 柱合会議
「鬼を連れてた馬鹿隊員はそいつらかい!一体全体どういうつもりだァ?」
風柱の不死川実弥が禰豆子の箱を左手が軽々と持ち、右手で拘束された淳一を引き連れていた。
「うわぁ、本物の不死川さんだ……カッコイイ」
「ムゥー!」
場違いな言葉を発した花怜に、口枷を付けられた淳一はイラッとした。
「不死川さん、勝手なことしないで下さい」
しのぶが珍しく怒っていて、恋柱の甘露寺蜜璃は胸を高鳴らせていた。
「何だって?小娘ェ……無残に襲われて未来に来たァ?そんな馬鹿げた話ィ、信じねぇよォ!!」
不死川が禰豆子が入った箱に日輪刀を刺そうとした時、淳一が不死川を蹴飛ばした。
不死川は無残に転げ落ちた。
「テメェ……何すんだよォ!?」
「先生ー!!」
お怒りの不死川など眼中に入れず、花怜と無一郎は淳一に抱きついた。
「なんか、派手にほわほわしてんな」
音柱の宇髄天元が、その異様な光景に言葉を零した。
「先生、口枷外しますね」
「コラァ!勝手に取るんじゃねェ!」
無一郎は不死川達は目もくれずに、淳一の拘束を取った。
「はぁ、これで楽なった」