• テキストサイズ

夢の刃に純粋な思いを重ねて【鬼滅】

第1章 鬼に成りし者と




「えっ?」


無一郎の言葉に首を傾げる淳一。その意味を分かってる花怜は笑いを堪えるのに必死だった。


無一郎は所持していた竹の水筒を出し、器用に口枷を作っていく。


「花怜、付けてあげて」


無一郎に口枷を渡されて、淳一のところに駆け寄る。


「先生、付けますよ」


「あっ、うん……」


花怜は、淳一に口枷を付けてやった。その姿があまりに面白く、一人で爆笑してしまった。


「先生……ウケる……」


「むっ……!」


淳一は、笑っている花怜にご立腹の様子だった。その様子に、無一郎は呆れてため息を吐いた。


「二人共、僕ん家に行くよ」


「はーい」


花怜は無一郎の言葉に返事した後、淳一に手を差し伸べた。すると、彼は手を握った。


花怜は淳一の手を引いて、無一郎と共に歩き出した。



/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp