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夢の刃に純粋な思いを重ねて【鬼滅】

第4章 舞い踊る屋敷




「いい加減にしろ!」


炭治郎が怒鳴り、伊之助の頭に突進した。すると、伊之助は頭から血を流して倒れた。


「炭治郎、頭硬いなぁ、すげー」


「いえ、そんなことないですよ」


淳一の言葉に、炭治郎は謙虚に否定した。しかし、相手が倒れたのに自分は一切血を流していないなんて本当に恐ろしい。


あの屋敷で亡くなってしまった人を埋葬することにした。


「先生は血を見ても涎は流さないんですね」


炭治郎にそんなことを言われた。


「全然喰おうとも思わないからね。でも、食事してみたいとか思うよ。好奇心は忘れない大人だから」


淳一は炭治郎に向かってニコッと笑った。炭治郎も微笑んだ。


花怜達が埋葬していると、伊之助が目を覚ました。


「伊之助くん、起きた?」


花怜が伊之助のところに駆け寄った。


「喧嘩はしちゃダメだよ、危ないんだから。埋葬手伝ってよ」


「ヤダ!俺は……ダッ!」


花怜は伊之助の頬をぶっ叩いた。その音に誰しもが振り返る。


「暴走すんのもいい加減にしろ、嘴平伊之助」


「ハイ……」


花怜の怒りが怖かったのか、伊之助は静かに返事をした。


「皆付イテ来イ!私ニ付イテ来イ!」


鴉の命令に従い、花怜達は鴉に付いて行った。



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