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夢の刃に純粋な思いを重ねて【鬼滅】

第3章 激闘の初任務





「何を言う貴様!逃れ者めが!」


朱紗丸が必死に反論する。


「あの男は臆病者です。いつも何かに怯えている」


「やめろ!貴様、やめろ!」


「鬼が群れることが出来ない理由を知っていますか?鬼が共食いする理由……鬼達が束になって自分を襲うのを防ぐためです。そのように操作されているのです、貴女は」


臆病者でそこまで出来るってスゲーな、と淳一は場に合わないことを思った。


「黙れ!黙れ黙れ!あの方はそんな小物ではない!あの方の能力は凄まじいのじゃ、誰よりも強い!」


珠世が血を流し、能力を使っていた。だから、自白してしまうのだ。


「鬼舞辻様は!」


朱紗丸は名前を言ってしまい、更に青ざめた顔をした。


「その名を口にしましたね。呪いが発動する……可哀想ですが……さようなら」


朱紗丸の体から大きな手が出てきた。こちらに向かっていた花怜と炭治郎も固まってしまう。


その大きな手が朱紗丸をぐちゃぐちゃに壊した。


これが、呪いである。


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