• テキストサイズ

夢の刃に純粋な思いを重ねて【鬼滅】

第3章 激闘の初任務




花怜の話に、矢琶羽は頭を悩ませているようだ。


「悲しい時代に行くと汚いですけど、それ以降は綺麗な街になっています。あなたが早く生まれ変われるように、私が優しく殺して差し上げてもよろしいんですよ。あなたが決めて下さい」


口説きの戦法を使う花怜に、炭治郎は渋い顔をした。


「……降参だ。さっさと殺せ」


矢琶羽の決断に、二人は驚いた。そんなあっさり行くものだと。


夢の呼吸 弐ノ型 夢現


花怜は彼の首を斬った。


「生まれ変わったら、綺麗な街に行かせてあげて……」


花怜は祈りを捧げ、炭治郎と共に淳一と禰豆子が戦っているところに向かった。




淳一は朱紗丸が飛ばす毬を蹴り返そうとした時。


「蹴ってはダメよ!」


珠世の注意が聞こえたが、毬で淳一の脚が切れてしまった。


淳一が痛みで座り込んでいると、珠世が駆け寄ってきた。


「佐藤さん……。この薬ですぐ脚は治りますからね」


すぐに淳一の脚は回復し、また毬が飛んできた。淳一は目一杯の力を入れ、毬を蹴り返した。


淳一はまた強く飛んできた毬を蹴り返した。その毬は朱紗丸の真横を過ぎ、外壁にぶつかった。


「おもしろい男じゃ!今度はこちらも全力で毬を投げてくれようぞ!」


「十二鬼月のお嬢さん。貴女は鬼舞辻の正体をご存知ですか?」


珠世が朱紗丸に問い掛けた。すると、朱紗丸は固まり、顔が真っ青になった。



/ 50ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp