第2章 始まった関係
部長は下着どころか、浴衣もきっちり着たままだ。
彼に避妊具を着けるには、浴衣を捲って下着を脱がせる必要がある。
「…どうした?今更緊張しているのか?」
「っ…」
戸惑う私を愉しそうに眺める部長…本当に意地悪な人だ。
けれど言う通りにしなければ、ずっとこのままだろう。
「し…失礼します……」
私は胡座をかいている部長の浴衣をゆっくり捲った。
そしてすぐ下に現れた黒いボクサーパンツを見て息を呑む。
(…お…おっきい……)
すでに膨らんでいる彼のモノ。
男性経験が少ない私にとってソレは衝撃的な大きさだった。
こんなに大きいモノ、とても入るとは思えない…
「そんなに見られると、流石の俺も照れるんだが?」
「っ…」
そうは言いつつ、部長は全く照れた様子ではない。
むしろ私の反応を見て楽しんでいる。
「ほら…早くしろ」
「ぁっ…」
痺れを切らしたのか、彼が私の手を掴んできた。
導かれたのは当然その下腹部で…
「……、」
熱く脈を打っている彼のモノ。
恥ずかしい反面、厭らしい気分にもなってくる。
私は意を決して彼の下着を少しずつ下ろしていった。
「っ…」
半分以上下げたところで、彼のモノが勢い良く外へ飛び出す。
天を向いているソレは、下着越しに見た時よりもっと大きく感じた。
「着け方…分かるか?」
「……、」
優しく囁きながら、私が着けやすいようにと自分のモノを手に取る部長。
震えそうになる手で、ゆっくり避妊具を被せていく。
「…よく出来たな」
「ん…」
ちゅっと触れるだけのキスをした彼は、自分の膝の上に私を乗せた。
「…部長……」
「ちゃんと手伝ってやるから…ゆっくり腰を下ろしてみろ」
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