【コナン】Fall in love with a girl
第3章 小学生②
「陣平くんも陣平くんのお父さんも何もしてない!
見てたわけじゃないのに、勝手なこと言うな」
自分でもビックリした
でも、黙ってなんていられなかった
「女は黙っとけ」
突き飛ばされて転んだ
「に触んなよ」
私の事を守るかのように立ちはだかった
年上の男の子達が、陣平くんを取り囲む
睨み合っててどちらの手が先に出るかわからない
先に殴りかかってきたのは向こうの方だった
「陣平くん!」
「大丈夫だから、お前は向こう行ってろ」
そう言われて、私はその場を立ち去る
走って、走って研二くんを探した
「えぇ!なんでそんなずぶ濡れなの?」
「陣平くんが!お願い、助けて…」
「よっしゃ、任せろ
は先生呼んできて」
先生を呼びに職員室に駆け込んだ
連れていった時には男の子達はもういなくて、傷だらけで息を切らせた2人がいた
先に手を出したのは、向こうだから
特に叱られることもなかった
「もう、痛い所ない?」
保健室で手当てをしてもらってる陣平くんに問いかける
喧嘩は程々にねと、保健の先生は職員室に戻っていった
「これくらい平気だ
、ハギ…俺の心配はもういいから
俺といるとお前らまで変な事言われちまうぞ」
「そんなの言われたって平気だよ
お父さん、絶対悪いことしてないって、私は思ってる
研二くんもそう思ってるよ」
「当たり前だ、ボクたちは陣平ちゃんの味方だから」
「お前ら…俺は忠告したからな」
照れてるのかプイッと顔を背けられた
「陣平くん、さっきは守ってくれてありがとう
すっごいかっこよかった」
「俺のせいでが怪我したから…許せなかっただけだ」
「ほらほら、2人ともずぶ濡れなんだから、早く帰ろ
風邪ひいちゃう」
研二くんが私たちの手を引いてくれて、手を繋いで帰った
案の定、私も陣平くんも風邪をひいた