【コナン】Fall in love with a girl
第13章 高校2年生
今までありがとうとお互いに言って先輩の背中を見送った
キッチンに戻って夕飯の支度を再開する
たくさん我慢させてた
たくさん傷つけてた
そんなこと少しも気づかないで、陣平くんと研二くんのことばかり考えてた
どうしたら、ふたりと一緒にいられるのか、そればかり…
「最低だな、私…」
人を好きになる気持ちなんて、きっと全然わかってなくて、周りの人達を傷つけてた
泣かないって決めたはずなのに、いつの間にか涙が溢れて止まらない
「、パソコン直ったぞ
って、どうした?」
降りてきた陣平くんがぎょっとしてて、玉ねぎがとごまかした
「玉ねぎなんて、切ってねぇだろ…」
「なんでもないっ!」
陣平くんに背を向けて、溢れてくる涙を一生懸命止めようとした
「ずっと避けてた俺が言うのもなんだけど…
いつからそんなふうに泣くようになった?」
「ほんと、なんでもないから…」
「が泣いてるとほっとけないんだよ…」
「優しくしないで、甘えたくなるから…」
「甘えてくれてた時が懐かしいな…」
なんとか泣きやんで、先輩が来たことを話した
「私は、恋愛不適合者かも…彼氏より幼なじみ大事にしたいって、心の中で思ってたんだと思う…」
「幼なじみとしては、嬉しい限りだな」
「だからね、陣平くんとまたこうして話せて嬉しいんだ」
「ごめんな、俺がずっとつまらない維持張ってたから…」
また、仲良くしてくださいって頭を下げた陣平くんに私も慌てて頭を下げた
「こちらこそ」
「ハギが帰ってきたらこっちくるってさ」
「ほんと?わーい」
3人で集まれて私のうちで夜更かしして、そのままリビングで雑魚寝した