【コナン】Fall in love with a girl
第13章 高校2年生
仲良さそうで、羨ましいって思ってたのに…
「いろいろあんだよ…」
「そっか、私も陣平くんも傷心なんだ…研二くんも呼んでパーッと遊んじゃう?」
「そういや、おじさんやおばさんは?」
「2人でラブラブ結婚記念日旅行中…」
「ほんと仲良いよなお前んとこの両親
つうか、鍵!開いてたぞ、不用心だな」
「今さっき帰ってきたところだし、これから夕食の買い物行こうかなって思ってたから」
だから、研二くんも誘おうかなって
「ハギは今日、家族で出かけるって言ってたぞ」
「えー、そうなんだ…久しぶりに3人で集まれるって思ったのになぁ」
「傷心同士でやるか?」
2人で買い物に行って、食べ物とかお菓子とかたくさん買い込んだ
明日から連休だし、ずっと見たかった映画も借りてきた
「あ、そうだ、陣平くん
パソコンの調子悪いんだけど、見てくれたりする?」
「あぁ、いいぜ
のやつか?」
「そう、私の部屋に置いてあるノートパソコン」
ずっと調子が悪くて陣平くんに見てもらいたかった
こういうことはうちでは、全部陣平くんに見てもらい、修理はそのまましてくれるし、もうダメやつはダメだと陣平くんに言われたら買い換えていた
みてもってる間に私は夕食の支度をする
インターフォンが鳴って出てみると、予想もしなかった人が立っていた
「せ、先輩?」
「ずっと連絡出来なくてごめん…携帯調子悪くてさ」
嘘だ…
「怒ってるか?ごめんな…」
伸ばされた腕が私を抱きしめた
「先輩…何度も見ましたよ
ショッピングモールで会った女の子と手を繋いで歩いてる所…」
「え?」
「だから、連絡なかったんですよね?」
「ちゃんは、いつもそうだ
俺の事、そんなに好きじゃなかっただろ?
そうやって目撃したって、怒ってもくれない
好きでいてくれてるか、不安だった
俺はいつもちゃんの事を待っていた気がするよ…
キスをしようとしても、怯えるような顔されちゃうし、いつかは心を開いてくれると信じてた」
「ごめんなさい…たくさん傷つけてました…
甘え方とか全然わからなくて、私…
気持ちぶつけていいかも…わからなかった…」
もっと話し合う必要があったなと先輩は笑った