第13章 高校2年生

返事が来ることもなく…

春休みは過ぎていって、私達も2年生になってた

「！」
「え、陣平くん？どうしたの？」

滅多に話さなくなっていた陣平くんが急に家に来た

「お前の彼氏…いや、やっぱりいい
ごめんな、急に来て」

「なに？ちゃんと言ってよ」

手を繋いで女と歩いてるのを見た…

陣平くんは言いにくそうにしていたけど、話してくれた

「なんだ、やっぱりそうなんだ…ずっと連絡ないんだ
その女の子と付き合うことにしたんだね、そっかー
陣平くんありがとうね、すっきりした」

「お前、大丈夫か？」

「うん、吹っ切れたよ」

「なら、いいんだが…無理してんじゃねぇの？」


大丈夫、彼の前では泣かない

「大丈夫だよ、陣平くん彼女いるんでしょ？
幼なじみの家に来てるってちゃんと言った？心配かけちゃうよ？」

「別れたから、そんな心配いらねぇ」

「なんで？！別れちゃったの？」