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【コナン】Fall in love with a girl

第12章 高校1年生 ②


痺れを切らした彼氏からの電話で急いで帰り支度をする

「ごめんね、お待たせ」
「何してた?」
「ん、ちょっと野暮用で、待たせてごめんなさい」

一瞬顔を顰めたけどいつものように笑って「そっか、もう平気なの?」と聞いてくれた

2人で買い物していると彼氏に声をかけて来た人がいた

話の内容から同級生なのかなと思って、挨拶をした

話の邪魔をしないようにしなきゃなと思って少し離れた所で待っていた

彼氏に腕を組んだり、ベタベタしていた
彼氏も満更ではなさそうな態度だった

ちょっとやな感じだなと思ったけど、陣平くんや研二くんにちょっと前まで私も腕を組んだりしてたから、そんなもんかなと思うことにした


「ごめん、お待たせ」
「いえ、映画までまだ時間あるしちょっと雑貨屋さん見ていいですか?」
「うん」

自分専用のティポットが欲しかった
どれにしようかなと吟味していると、あっという間に映画が始まる時間になってしまった

「後でまた買いに来よ」
「あ、いいですよ、またの機会で
ほかの店も見てみたいし」

走るよと彼氏に手を繋がれた
付き合ってだいぶ時間がたつけど、手を繋いだのは初めてで少し緊張しちゃう

映画館の中でも見ている最中も
手はずっと繋がれたまま

感動系のラブストーリーで主人公に感情移入してしまってエンドロールが流れる頃には、号泣していた

「そんなによかった?」
「先輩はつまんなかったですか?」
「そうじゃない、この映画にして良かったなぁって思ったんだ」
「ちゃんが感動して泣いてるのもかわいいなって」
「ちょっと恥ずかしいです…」


デートもして順調だって思ってた

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