• テキストサイズ

【コナン】Fall in love with a girl

第12章 高校1年生 ②


自覚してる所を指摘されて何も言い返せなかった

そうだ…
私はいつも2人に頼って甘えて助けて貰ってばかり

2人はいつでも飛んできてくれて、優しく包んでくれる

もう、2人から卒業しないとな


もう、絶対に2人の前で泣かないと誓った


みんな帰った教室で研二くんを待つ


「彼女さん大丈夫?研二くんも…」

「平気、ちゃんと納得してくれた
俺が悪かったんだよね…彼女から別れ話されてすんなりOKしたから
引き止めて欲しかったんだって
そうやって俺の気持ち確かめようとしてたみたい
信じてくれない子とは付き合えないって言ってきた」

彼女の立場からしたら、女の幼なじみなんて目障りなだけだよね…

研二くんみたいに、モテモテの人と付き合うっていう事は、たくさん嫉妬しちゃうのか…

少し元気ない気がする
物思いにふける研二くんの横顔が綺麗で思わず見つめてしまう

「がそんな顔するなよ…」
タレ目の目じりをもっと下げて研二くんは私の頭を撫でた

「が責任感じる必要ないんだからな
俺達がダメになったのは、のせいじゃない」

「ん…」

「ごめんな、今日せっかく部活休みだったのに、彼氏待ってんだろ?早く行ってやれよ」

研二くんはそう言ってくれたけど、なんとなく1人に出来なかった

「もうちょっとだけ…大丈夫だから」
「、ありがと」

いつも明るい研二くんがこうやって落ち込んでるのを目の当たりにするとやっぱり心配

「優しいんだから、は」

ギュッと抱きしめられた
子供みたいに甘えてられて、研二くんの長めの髪を撫でた

少し鼻を啜ったみたいだった


/ 54ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp