【コナン】Fall in love with a girl
第10章 中学校3年生 ④
の様子が一日中気になって仕方なかった
授業が終わってすぐにを捕まえようと思っていたけど、少し目を離した隙にもういなかった
「なぁ、どこいった?」
「それが青ざめて、急いで出てったよ」
「どっち行った?」
「あっち、図書室の方」
「悪いな、サンキュ」
廊下を走って向かうとに追いついた
「!」
肩に手をかけると怯えた表情で手を払われる
「やっ…」
こんな事初めてで少しショックだった
「あ、ごめん…陣平くんだったんだね…
私急ぐから…」
「何にそんなに怯えてる?どこ行くんだ?
なんかあんだろ?答えろよ」
両肩を掴んでに聞いた
「なんでもないよ、大丈夫」
「お前が何かを隠してることくらいすぐにわかるんだよ、見くびるな」
「痛いよ、陣平くん…」
俺の制服を掴んだの手が助けてって言っていた
「何があった?」
肩から手を離してそのままを引き寄せて閉じ込めた
「話してくれるまで、出れると思うなよ」
「言えないよ…」
ほら、見ろ
なんかあったんだ
「言えないならついて行く、どこに行くつもりだった?」
「どうしても?」
「どうしても」
ポケットから携帯を取り出してひとつのメールを見せられた
「は?こいつって…」
「覚えてる?1年の時に、告白されたこと」
覚えてる
教室で襲われかけていたを助けたことも
「今更そいつがなんで…」
今日の放課後、校舎の裏で待つと書かれていて
メールには添付ファイルがついていた
開けようとすると、ダメ!見ないでと手で画面を隠した
チラッと見えた画像は
多分
の肌…
「あの時、写真撮られてたのか?」
怒りで手が震える
メールの最後には、来ないと画像をばら撒くとあった
「お前、1人で行って、どうするつもりだった?
下手すりゃまた襲われるぞ
どうして言ってくれなかった?」
「だって…受験前だし、心配かけたくなかったから」
「俺が行ってくる、画像消してもらう
お前は教室で待ってろ」
「でも、」
「いいから、俺に任しとけって、な?」
を教室に返して、俺は指定された場所に向かった