第5章 中学校2年生

2年になっては、女に磨きがかかった
髪を伸ばし始めて…身体も…
一緒にいると、ドキッとしてしまうことも多々ある

それは陣平ちゃんも一緒みたいで、女友達と仲良く話してるちゃんをじーっと見つめていることもよくあった

「なぁ、お前らと仲良いだろ？可愛いなってずっと思ってんだけど…
仲取り持ってくんね？」

まただよ…こういうことはよくある
逆も然り…女の子達も俺らと仲良くなりたいからってに頼み込んでるのをよく目撃する
の男嫌いなのは、変わらなくて
俺たち以外とは滅多に喋らない
でも、密かにのこと狙ってるやつは多いみたい


「「ダメだ！」」

陣平ちゃんと声を揃えて言い放った

「ケチ！話しかけても、怯えられちゃって目も合わしてくんねぇしさ…頼むよ」

ため息をついた陣平ちゃんが大声を出した
「！」

「陣平くんどうしたの？」

呼ばれてこっちに来たに陣平ちゃんが続けて言った


「こいつが、可愛いお前と仲良くなりたいって言ってんだけど、お前どうする？」

「え？あの……えーと…、私…男の子苦手で…
ご、ごめんなさい…」

ペコっと頭を下げて、自分の席に帰っていった

「おいーー、そんな言い方ってねぇだろ…
可愛いって思ってるのは本当だけど…あーぁ…警戒されちゃったじゃん
告白する前に振られるってなに？！」

「でも、あいつの答えはNOだ、分かったか？」

乱暴だけど、これでも陣平ちゃんはの事を守ってる
伝わりにくいんだけど、はちゃんとわかってた