第6章 嫉妬R18
「はぁ、はぁ」
『はぁ…はぁ…あ…っ』
ずるりとカカシさんのモノがそこから抜かれると、中から2人の欲望の残骸がドロリと溢れ出て来て、それがそのまま太腿へと垂れていく
…が、そんなことはもう、些末な事に思える
私達は無言で見つめ合い、また引き寄せられるように唇を合わせる。そして余韻を惜しむ様に深く、舌を絡ませた
『…っ』
怒ってくれて嬉しかった。
彼が望むなら、何処で抱かれようが構わない
頭の片隅で、そんな事を考える
中で出されたことすら気にならなった。
(心配させてごめんなさい…大好き、です)
「外でしちゃった、ね」
その余りに大きかった快楽の余韻に浸りながら、お互いちょっとだけ微笑み合うと、また唇を合わせる
『はい…』
「ん?もしかして、まだ足りない?」
せがむようにキスを強請る私を、カカシさんが微かに笑って見つめる
誰もいない公園で
火照った身体はまだ燻っている。
いけない事だと思えば余計に興奮してしまっている自分がいた。
素直にコクリと頷くと、カカシさんは嬉しそうに笑う。
「ふふ、昨日は可愛い君のキスのおねだりにも答えてあげられなかったからね
でも後は家で…ね?」
『え?』
「ん?
あ、それとももう一回ここで…」
『違います!
カカシさん…っ!!昨夜の事、覚えて…』
私は思わず立ち上がると、カカシさんの腕を掴む
「ち、ちょっと花ちゃん
ちゃんと服来て…じゃなくて、ちょっと待って…」
やっぱり覚えてる
昨日の事は、夢じゃなかったんだ
カカシさんは不思議そうな顔をしながら私を蛇口のある所までヒョイと担いで連れて行く
そして汚れた部分を手を使って、丁寧に水で流すと…持っていたハンカチで拭いてくれた
その後、着崩れた服も直してくれる
(まさか…今がまた夢、とか言わないよね?)
サスケ君に告白されて、その後公園でしてしまうなんて…夢だったら恥ずかしくて誰にも話せない内容だ
私はまた、試しに自分の頬をつねってみる
『痛った』
「何してるの?頬なんかつねって
さ、もう遅い。帰ろう?」
そのまま手を引かれ、歩き出す。