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NARUTO 夢(その後)

第6章 嫉妬R18





『カカシさんでも
そんな風に思われるんですね」


「そりゃ、ね

だってサスケってカッコいいし…昔からすごいモテるでしょ?

今じゃ背も伸びて 大人びたしね

…クラっと…しなかった?」


伺う様な視線が少し頼りなく感じて、
私は柔らかく微笑む

…心配してくれてる

彼の言ってる事は…まあ確かにその通りなんだけど…


「私の中では、サスケ君は昔のままです。変わったのは…外見だけ…かな?

流石に今日は、驚きましたけど…」


サスケ君には申し訳なく思ってしまう程だ。

ドキリとはさせられたけど、クラっとはしていない。

少し落ち込んでいる声音のカカシさんの背中をギュッと力を込めて抱き締める

…嫉妬…してくれてる。

落ち込ませて嬉しいなんて…不謹慎だろうか?


『私には…
カカシさんが1番カッコよく感じます

ずっと、昔から…

…それに…カカシさんも凄くモテてますよね?

…ご自分が気付いてないだけです』


「はは…別にサスケと張り合ったってしょうがないんだけどね」


寧ろいつも火影として皆に囲まれている彼を、ヤキモキした気持ちで見つめているのは私の方だ。


ううん…火影になる以前から、ずっと…

異性として彼に恋慕を抱いている女性は今も昔も少なくない。

同じ女性だからこそ気付くのであって、当の本人は気付いていない様に見える。

私の選んだ人は、誰よりも魅力的だ。

こんな風に私に対して「明らかな嫉妬」と言える感情を向けて来たのは 初めてではないだろうか?


「なんか嬉しそうだね」


『…ふふ…
あなたが…嫉妬…してくれてるから…』


素直にそう言うと、彼はちょっと驚いた顔をする…が、直ぐに消沈した様子で溜息をついた。


「…嫉妬、か。
はぁ……またこれは、新たな感情だな」



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