第25章 終章
サクラ『…でも…っ…私…私がサスケ君の事…好きな気持ちは…これからもずっと…っ…!』
俺はサクラに皆まで言わせずにその唇に指を添えた
途端に真っ赤に顔を染めるコイツを…以前よりも柔らかい気持ちで見つめる
サスケ『サクラ…ありがとう…
俺に、もう少し…時間をくれるか?…』
赤く色付いた顔が面白い様に何度も、コクコクと縦に揺れる
俺は前回もそうした様に、イタチを真似て…いつまでも変わらぬ想いを向けてくれる…サクラのおでこを小突いた
サスケ『また…今度だ…』
今度会った時には…必ず、お前と向き合えるように…
……きっと……
俺はそのまま踵を返すと、重吾に声を掛けて瞬身でその場を去った…
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