第23章 夢から醒める時R18(3人視点)
カカシ『参ったな…
俺…今日だけは、君をこれまで以上に優しく…愛してあげたいのに…』
花『…だって…』
戸惑う花ちゃんに、ニッコリと微笑みかける
カカシ『でも君の気が済まないんだよね、分かった
じゃあ…俺のお願い…聞いてくれる?』
花『…お願い、ですか?
…はい、勿論です…私に…出来る事なら…』
上げた顔が少しだけ前向きに変わっている
分かり易くてすごく可愛い
俺は優しくしたいのに、君は酷くされたいなんて…
ならこれしかないでしょ、妥協案
(お言葉に甘えて、色々頼んじゃおうかな)
ーーー
カカシ『今日は、君がリードして?』
花『…え!?』
カカシさんの思わぬ"お願い"に、つい素っ頓狂な声を上げてしまった
(…リード…っ…私が…カカシさんを?!)
カカシ『何でも言う事、聞いてくれるんでしょ?』
思わずぶんぶんと頷く
あれ…何かとっても…楽しそうな顔、されてる…
でも…
花『や、やります』
思わず意気込んで言う私に、カカシさんが吹き出した
「じゃあ、ん」と少し可愛らしく言って目を瞑り、動かなくなる彼に…でもやはり、固まってしまう…
(…こ、こんな展開になるなんて…)
ドキドキしながらも、覚悟を決めた
望まれるなら、どんな抱かれ方でも構わないと…私はそう…思っていた筈だ…
思ってたのと、違うけど…
(…こ、これは…キス…してって事…かな…?)
カカシさんの頬を両手で包み込み、動かない唇にキスを落とした
薄目を開けたカカシさんの顔が柔らかく綻ぶ
意地悪に思える程反応を示さない彼の唇に舌先を差し入れれば、やっと少しだけ開いてくれた
(…これは…思った以上に…は、恥ずかしい…)
でもやると決めた以上、頑張るしかない
カカシさんに、満足して貰うんだから…っ…
いつもカカシさんがするのを真似て少し角度をつけてから、深く奥へと舌を絡ませてみる
内側をゆっくりと舐めて歯列をなぞり、下唇に淡く歯を立てた
カカシ『…っ…ん…上手、だね…
ねぇ…じゃあ、今度は、自分で服…脱いで…見せて』
花『…っ…』