第2章 色の術R18
私も彼に習ってグッタリしたカカシさんの頬を指先でそっと撫でる
「ま、そりゃね、普通じゃなかったし…
あ、誤解しないでね。勿論色の技をかけられた事なんて初めてだよ?
でも君とはいつも普通のセックスもしてるし…あれだけ一気に技を掛けられたし、ね。
あの技はね、本来は少しずつチャクラを練って最終的に今みたいな感じに持っていくんだよ。そしたら相手にも気付かれない…故に、警戒もされない。
今度は是非そうしてくれると、俺ももう少し君を気遣えるかもしれないな」
冗談のように言うカカシさんに、少しホッとする
「でも前にも言ったの覚えてる?この技でチャクラを弱く練る事はすごく難しいんだ
…そこまで行ったらもう実戦で使えるレベル
ま、絶対使わせないけどね」
『…それは…お粗末さまでした…』
かぁっと頬が熱くなる
「でもさ
君のチャクラがあったかくて…
優しくて…すごく、気持ち良かったよ」
ウットリしたようにカカシさんが私を見つめて、頬を染める…
『…カカシ…さん…』
…あ…そうな…のね
じゃあ…満足は…してもらえたのかな?
その様子に、申し訳ない気持ちが少しだけ救われる
「応用すれば逆パターンも出来るんだよ
つまり、俺から…君に…今度実践で、
上手なチャクラの練り方…教えてあげる
"俺の為だけ"に…君が色を習得してくれるのもいいかも知れないな」
『…あ…お、お望み、ならば…』
そう言った私の顎を引き、心底愛おしそうに唇を押し当てる
「アハハ、ホント可愛い
…そう言えば…
気持ち良すぎて俺、思いっきり君の中に…その…出しちゃった…ごめんね…」
私を責めることを一切せず、逆に心配してくれるその言葉の数々には、カカシさんの私への愛情と優しさが詰まっている
もうそれだけで、私はお腹一杯な気分だ…
カカシさんが上体を起こし、ズルリと気遣わしげに自分のモノを私から抜いた。
(あ…そう言えばまだ…繋がったままだったんだ)