第18章 記憶の消滅R18(3人視点)
サスケ君の鼓動が聞こえる
丁寧な愛撫は、私を思い遣り
愛おしむ様な口付けは…泣きたくなる程に優しかった。
伝わってくる
この為ならば 何を捨てても良いのだ、という
彼の──…破滅へと向かう、覚悟と、その内に潜む、狂気…
盲目的で、猟奇的なその想いは、恐らく彼の立場も、持っている理性をも忘れさせ…当たり前にある筈の倫理観をも…壊して、しまったのだろうか?
覚悟を決めても 抑えられない、溢れ出る涙が…──幾筋も、幾筋も…頬につたい 流れて行った。
カカシさん以外の人を受け入れる、自分への悲しみなのか…
壊れて行くサスケ君への、同情心なのか…
それすらももう、分からなくなる
恐らくはその両方なのかも知れない。
上がる息を間近で交わし合って
…──私達は身体を繋げた──
充分に濡らされた私の秘部が、彼のその侵入を拒む事は…もうなかった
『…っ…ああっ…く…』
膣内に侵入する熱く硬い異物は、親しんで来たいつものモノとは、違う
行為自体は同じ筈なのに何故──…感じ方はこうも 違うのだろう
「…っ…花、…花!!」
『…っ…』
(…カカ…シさん…っ…
ごめん…っ…なさい…っ…)
最初に頭に浮かんで来たのは、カカシさんの顔だった。
次の瞬間、心とは裏腹に 生理的に込み上げてくる快楽に、動揺する
サスケ君は私に口付けを振らせながら、激しく律動を始めた。
その動きに合わせ、声が漏れてしまう
『ぁっ…、ああっ…!!』
擦られる内側から、合わせられた唇から…目の前が、サスケ君一色に染められていく──…
「花…っ…愛してる…っ…!!」
口付けの合間に告げられる愛の言葉に、心が酔わされる様に、段々と…擦れる内側が、熱くなっていく
その熱に浮かされ初めると、目の前が──ボヤけて霞んでいった
込み上げてくる絶頂の予感…
私は抗えずに、身体を痙攣させた
『…っ…ひぁ…く…っ…!!』
だが、イったばかりのそこは 何故か全く満足しない
入り口をヒクつかせて──…もっと、もっとと強請る様に溢れる汁を滴らせ、サスケ君のモノに絡み、吸い付いた
「…っ…そんなに…締め付けるな」