第18章 記憶の消滅R18(3人視点)
抵抗なく全ての衣服は剥がされ、花はされるがままに 俺の愛撫に身を任せていく。
俺は花の唇に、刻み付ける様に何度も…何度も…──深い口付けを落とした
舌を入れると弱々しくも反応が返されて、納得していない筈の心と裏腹に身体は強く反応していく。
俺は自分の服を脱ぎ捨て、痛い程に反り立つ自身を持て余しながら 裸の花をベッドに組み敷いた。
『…っ…!!』
キスで唇を塞ぎながら、太腿にその滾る欲を押し当てた
…と、花の頬が見る間に紅く染まっていく
「…っ…はぁ…はぁ…
…花…」
荒くなる呼吸を抑えられなくなる
直ぐにでも挿入したい衝動にかられるが、そうしたくはなかった
…全部を、記憶に刻み付けたかった。
『…っ…はぁ…あ…っ…
…サ…スケ…っ…く…っ…』
俺の名前を呼ばれ、意図せず込み上げてくる 圧倒的な射精感に 愛撫の手が止まる。
「…っ…」
(…名前を…呼ばれた…だけで…
──もう達っしそう、だ…っ)
こんなに昂るものなのか?
────好きな女が、相手だと
何とか堪えるが この行為に溺れそうになる
一度では、手放したくなくなる
むしゃぶり付くように花の身体を弄り、唇を這わせ、舌を這わせた。
『…っ…ん…はっ…』
段々と 弱いところが分かってくる
────耳と…首筋
『…っ…ふぁ…』
────脇…みぞおち…
胸の先端は軽く捏ねる時よりも、強く引っ掻いてやった方が反応が大きかった。
挿入などしない間に、何度も果てそうになる
俺は初めて女を抱く時のように、手が汗ばみ、動悸が恐ろしいほどに高鳴っていた。
どれだけ焦がれた存在だったのかと、改めて痛感し その存在にこのような行為を強いているのだ──…という背徳感に、心は蝕まれて行く。