第18章 記憶の消滅R18(3人視点)
"抱いて欲しい"と強請る女を、俺は抱いて来た。
逆に言えば──…そう言う女しか、抱いて来なかった。
女達は皆、一様に…
俺が触れると喜びの声を漏らし
──…恍惚として、頬を染めた。
惜しげもなく、身体を開き…そこを濡らしていった。
「…濡れ…ないな…」
そんな事があるのか、と…無知な自分は、初めて知る。
だが考えてみれば…当然なのだ
花は俺を拒んでいる。
濡れる筈がない
俺の経験して来た女達とは根本が違う
身体は正直に "好きな男" 以外に触れられる事を──…拒絶しているのだろう──
『…カカシ…さん!!カ…カシさん…っ…!!
…っ…た 助けて!!…助け…て!!』
泣きながらカカシの名前を口にするこいつに 俺は微かな苛立ちを、覚えた。
こんな時でさえ
──…お前はあいつしか見ていない。
俺は花の下半身に顔を寄せ、秘められていた女の部分に、舌を這わせていった。
女のそこを舐めてやりたいと思ったのは 初めてだ
したいとも思わなかったし、する必要すらなかった
だが…こいつには、してやりたい
充分に濡らして、痛い思いはさせたくない。
例えここが幻術の中だとしても…快楽の跡を…残したい。
割れ目に沿って、何度も上下に舌を這わせると、甘くも感じる花の匂いに
───…俺自身も硬く、隆起し始める。
主張してくる一点を探り当て 舌先で転がすと、花が初めて、甘い声を溢した
『…ぁっ…』
噛み締める唇の隙間から零れるようなその声に、途端に身体の芯が熱を帯び、喜びに心が震えた。
心底惚れた女を愛撫する事は、その事自体、強烈な快楽となり 自然と身体が、熱く滾る
────もっと…声を聞かせてくれ、
俺で感じる、その声を…
硬く突起するそれは、恐らくこの世で1番官能的だった
夢中でむしゃぶりついて、その味を確かめる
花のそこから、甘い蜜がこぼれ始めた。
その事に、恍惚となっていく
「…ああ…溢れて、来た」
ピクリと俺の声に反応した
辱められる羞恥から、脚を閉じようと必死に鎖を鳴らす。