第18章 記憶の消滅R18(3人視点)
気付くとそこは薄暗い部屋で、私は広いベッドの上に寝かされていた。
(…ここ…は…?)
両手と両脚は鎖で繋がれて身動きが取れない。
手や脚を引っ張ってみるが、ガチャガチャと乾いた金属音だけが虚しく部屋に響いた。
…ハッとする
サスケ君が足元に立ち、私を見つめていた。
『サ…サスケ君!!
…な…に…っ…これ…!?
…お…願い…っ…!
じ…自由に…して…っ…!!
…な、んで…こん…な…』
声が震えた。
サスケ君の目に、
表情が一つも見えなかったからだ──…
虚な瞳で唇に弧を描き、黒いマントを床に放った。
それが始まりの様に、サスケ君は私の上に跨ると 強引に 口付けてくる。
『…っ…んん!!』
愛おしむ様なキスに混乱し、顔を背けた。
…だが抵抗など、無意味だった。
直ぐに顎を掴まれる。
手も、脚も、自由に動かずに一体、私に 何が出来ると言うのか…
彼は私の衣服に手を掛け、一枚ずつ、剥いでいく。
自然に溢れてくる涙を拭う事すら叶わずに、唯一許された声の抵抗も虚しく…
ただ 成されるがまま
──…肌を晒されていく
「…ああ…綺麗だ…」
そう呟いたサスケ君の舌が、私の胸の頂をゆっくりと、舐め上げていった。
『…っ…』
「…すまない、花…
お前が好きだと言いながら…こんな事をする俺を…
……許さなくてもいい
好きなだけ、軽蔑 しろ…っ…!」
サスケ君の手が、舌が、止まる事なく肌を滑っていく。
その度に、恐怖に、不快感に…私の身体が竦み上がった。
『…っ…お…願、い…っ…!!
…い…や…──っ…!!
や…めて…っ…!!!
────嫌ああああ────っ!!!
か、カカ、シさんっ!!カカシ…さんっ!!!
た…っ…助けて───っ!!!』
只々、混乱していく
一体、何が起こっているの…?
彼はどうして、こんな…酷い事を…?!
まさかサスケ君が…
ここまで追い詰められてたなんて──…