第16章 初めての嘘R18
「すごい…
イヤらしい顔…してる…ちゅ…」
唇を食べられるように…舌は奥まで捻じ込まれて、息吐く暇もなくまた責められていく。
『はぁ…っ…ん…ちゅ…
…カカシ…さん…ちゅ…』
彼は私を独占するように、グッと身体を抱き締めてくる。
薄目を開けると、薄く笑った幻影が肩を竦めて見せた。
でも止まらない、情熱的なキスで…再び目を閉じる。
キスに、酔いしれていく…
…絡められたその舌の熱さから…伝わってくるのだ───彼が酷く…興奮していることが…
「ねぇ…
君が…俺を想像して…この幻影を創り出してさ…
そいつとセックスしてたのって──…
…つまりは"自慰行為"と…同じ事だよね?」
『…っ…!』
言われてみれば──…確かに…
「それってさ…想像したら…
……凄い…興奮…しちゃう…」
開かれた脚の間にある、硬く隆起したものが…濡れた私の入り口にあてがわれ、徐々に侵入してくる。
『…っ…あぁっ!!』
充分すぎる程に解されたそこは…呑み込むようにそれを受け入れていった。
「ねぇ──…そんなに俺に…抱かれたかったの?
可愛すぎでしょ…
…ふふ、今日は寝かせないよ…?
───いいよね…?
駄目なんて、言わないで…ん…
…俺──…もう凄い、興奮してるし…
正直さっきのじゃ全然、足りなかったし…
君を傷付けた事も…挽回したい…
───だから…もう…一晩中、抱くよ…
抱きたいんだ…
抱き潰したい──…
…君を…もう幻影なんか創り出さないくらいに、満足、させるから…
ねえ…っ…覚悟、して、ね」
言いながら舌を捻じ込まれ、激しく律動されていく。
突き上げられる快楽が、これ以上ない程に身体中を痺れさせた。
『ああっ!!ひぁ…く…っ…』
「ああ…ごめん…ちゅ…
君の可愛い"幻影"を仲間外れに、して…ん…」
唇が離される。
気付くと目の前に、もう一つの反り立つモノが迫って来た。
律動され…意識が朦朧とする中…私はおずおずと舌を出しその先端を舐め始めた。
見上げるとカカシさんの顔があって…艶の帯びたその瞳が、私を捉えている。