第16章 初めての嘘R18
『…ん…』
カカシさんが背後から顎を引き口付けてくる。
『ん…カカシ…さ…』
…え…?
本当に…このまま…
───する…の…?!
舌をトロリと絡め取られ、優しく口内が愛撫されていく。
内心で焦り始めるが最早2人とも止まる気配はないようだ。
『ん…っ…ふ…!』
キスだけでもうっとりして頭がぼぉっとしてしまうのに、背後から回ってきた彼の両手は ブラウスを剥がし、ブラジャーを捲し上げる。
そのまま胸の膨らみを包み込んで揉まれ、赤く充血した先端は摘まれ…ぐにぐにと…捏ねられていった。
途端に身体は熱を帯びていく。
『ひぁ…っ…ん…』
理性など彼にかかれば、簡単に崩れ去る。
私の身体は彼に…そう…教えられて来たのだから…
捕まって…
抗えなくなる…
「もう先っぽ固くしてる…
──…楽しみ?
2人にされるの…」
『…ち…ちが…っ…』
幻影の彼の視線を感じる。
途端に見られている事への羞恥に駆られ顔を反らす、が…追いかけて来た唇にまた唇が塞がれてしまう。
正面にいる幻影は身体のラインにつつ…と指を這わせしゃがみ込んだ。
顎をガッチリ掴まれたキスで、身動きの出来ない私の…
スカートを
下着を
一つずつ…床に落とす…
肌が、ひやりとした空気にさらされた。
脚が片方だけ持ち上げられ、その根元に顔が埋められる。
『…っ…』
「肩に、脚…乗せていいよ
…ん…ちゅ……ちゅぶっ…」
『…ああ!!…だ…め…っ…』
動かされる舌が陰核に触れ、身体が強張った。
『…あっ!あぁ…っ…やっ…
ん…っんんっ…!』
だが背後からのキスに直ぐに声は塞がれ…くぐもったノイズだけが漏れていく。
極上のキスを降らせながら、上下にある…指と、舌は…容赦なく感じる箇所を愛撫してくるので、限界などすぐにやって来た。
…一気に押し上げられ…
…もう達しそうだ───
『んっ…!んっ…!んん…!』
触れるか触れないかの絶妙な力加減は私を翻弄し、抑えられない衝動のままに…私は激しく身体を震わせていた。