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NARUTO 夢(その後)

第13章 守りたい想い(カカシ視点)





『…あの…カカシさん?

大丈夫ですか…?』



黙り込んでいる俺を心配したのか、花ちゃんがその愛らしい顔をこちらに向けてくる。


俺は我慢できない衝動に突き動かされ、自分の唇でその唇を塞いだ。感情のままに…


全く持って堪え性がない。


今考えていた反省の念は、一体何処へ行ったのだろう。


直ぐに深く追い詰めていくと、ふぃに胸元をバシバシと叩かれて我に帰った。



「…ん…なぁに?」


『…っ…

…いい加減にしてください!

こ、これ以上恥ずかしい思いは、
…したくありません』



(あ〜あ、怒らせちゃった…

でも…その怒った顔も

…また可愛い…)



だが彼女の意見は最もだ。


俺ももうサスケ相手に、この子の昂った声を聞かせるつもりはない。


…先程は、どうかしていたのだ。



「分かってるよ…ごめん

じゃあ…キスだけ…」


『んっ…』



そう言ってまたその唇を緩く吸い上げていく。


胸元を叩いてくる手は軽くいなして、舌を差し入れた。



(自覚しているさ…

…色ボケも甚だしいって事くらい)



『愛してる…』



何度だって口付けて想いを伝えたい。


新婚なんだから仕方ないでしょ…


俺にとっては、こうして思う存分触れる事は3日振りでもある。


明日は早く帰れるようにと頑張っていたのに、この分じゃ明後日の昼出勤すらきっと おじゃんになるのだろう。


その分まで今は彼女と触れ合っていたい。


サスケさえいなきゃ、本当は遠慮なく何度でも抱き潰したいのだから。


これでも我慢している方だ。


段々とキスに呑み込まれて大人しくなる彼女を 深いキスから暫し解放し…見つめる。


とろんとした瞳


俺の唾液で濡れた唇は艶っぽく、まるで誘っているかの様だ。



(…ああ…堪らない)



唇同士を優しくこすり合わせる。
 


『…ん…カ…カシ…さっ…』



唇を柔らかく啄み、舌の先でその形をなぞった。


その後可愛らしい唇の隙間からまた舌をゆっくりと差し入れ彼女の舌を優しくつつくと、答えてくれる。


『…ん…ふ…』


キスに緩急を付けると、花ちゃんは直ぐに我を忘れてしまう。


俺はいつもその表情が…見たくて仕方ないのだ。



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