第3章 淫らな薬*(♡マーク使います)
「ふん、効くには少し時間がかかるか」
「あ……きゃぁっ!」
涙を流すミシェルを見下ろしたヘズは、遠慮なくミシェルの服を裂き手首を縛る。
いきなり裸体を晒されたミシェルに構わずヘズは捕食者の笑みになって言う。
「どうか壊れてくれるなよ、聖処女」
その一言にぞっとした。
この一夜で、ミシェルは壊れるほどにイかされるのだと察する。
察した直後、ミシェルの秘部からヘズを受け入れようと愛液をとろとろと流れ出る。
もはや男であれば誰であろうと歓迎しているミシェルの身体に、ヘズは多少乱暴に抱いても良いかと思い、唇を舐めた。
「あっ……!」
「は……卑猥な光景だが悪くない」
そして自身の肉棒を片手で取り出すと、ミシェルの頬に当てて言う。
「舐めろよ……ミシェル」
ミシェルは涙目で首を横に振る。
できない、できない、今まで男性のそれを口で……口で何をすればいいの?
ミシェルが泣きながらヘズに目で問うと、ヘズは嫌々するミシェルの鼻を塞いだ。
泣いていたのもあってすぐに息苦しくなったミシェルは口を開けてしまう。
「はぐぅっ…!!」
その隙にヘズの肉棒がミシェルの小さなお口に押し込められ、眼前の性器にミシェルが目を見開く。
汗の臭いと湿っぽさを放つそれに、必死に舌を這わせる。
亀頭の孔に舌先から唾液を絡ませてちゅぅうと吸い上げる。
「初めてのくせに、本当淫らな奴だ……っ」
これでいいのかとヘズを見れば、ヘズの顔も快楽に汗を浮かばせている。
ミシェルはそれを見てもう少し奥まで咥え込んだ。
いやらしく身体を重ねる二人を知るのは浮かぶ月のみ。