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捕らえた蝶【R18】

第4章 触手*




「んぅっ、んむぅっっ!」

ぶんぶんと首を振って吐き出そうとしても吐き出せない。
青臭い、川の水のような味が口腔と鼻腔に広がる。

生理的な不潔さに泣きじゃくると、
舌を押さえつけるようにしてそれが進み、あっという間に口の中を埋めた。

「んはぅっ……」

弾力と大きさを持っているそれを咀嚼もできず、顎が疲れてくる。
唾液がこぼれそうになり反射的に触手を吸うと、やはり水っぽい味がした。

歯列の間にも唾液がたっぷりと溜まり、そろそろ飲み込まなければあふれる、と思った瞬間。
口の中をみちみちに満たしていた触手が、私の喉に液体を噴いた。

「んふぅっっ……!!」

喉奥に直接かけられる感触にびっくりするのと同時に、嚥下反射で唾液とその液をごくごくと飲まされる。

い、いや……!なに、今、なにを飲まされたの。
恐怖で竦む身体に触手がどんどん絡みついて、ついには手も動かせなくなる。

「ひぃっ、はな、はなひ、て、おねぁいっ」

口の中に触手を入れられたまま言うけど、舌を押さえられ呂律が回らない。

ぐちぐちと割れ目を行き来していた触手は、臀部のみぞをなぞり、そして私の中へと侵攻した。




 
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